IT業界への転職は難しい？しやすい？未経験エンジニア向けに解説

専門職のプログラマー・システムエンジニアが活躍するIT業界。

スキルのない未経験だと、IT業界への転職は難しいと思っていませんか？

先にお伝えすると、IT業界への転職は難しくありません。

人手不足で売り手市場のIT業界では、未経験エンジニアを採用する会社が増えているからです。

そんな今回は、IT業界への転職は難しいのか？しやすいのか？という疑問にお答えしていきます。

これからIT業界への転職を考えている人は、ぜひ参考にしてくださいね。

IT業界への転職は難しい？しやすい？

改めてお伝えすると、未経験からでもIT業界は転職しやすいです。

この章では、IT業界へ転職がしやすい理由を3つ解説します。

IT業界はエンジニアが足りていない

IT業界は、エンジニアが圧倒的に不足しています。

世の中のデジタル化が急速に進んだことや、少子高齢化により働く人の数が減ってしまったのが原因です。

経済産業省の調査によると、2030年には約79万人もIT人材が不足すると予想されています。

また、情報処理機構（IPA）の調査では、IT企業の90%以上がエンジニア不足を感じている結果が出ています。

このように、IT業界のエンジニア不足は深刻な状態です。

逆に考えれば、エンジニアを必要としている会社はたくさんあるため、IT未経験でも転職しやすい状況になっています。

エンジニア以外のIT職種も多い

IT業界には、エンジニア以外の職種が多いのも転職しやすい理由の1つです。

よくある勘違いですが、「IT業界=システムエンジニア・プログラマー」ではありません。

以下のように、IT業界にはさまざまな職種があります。

区分	職種
営業・研究系	営業
	Webマーケティング
	ITコンサルタント
	データアナリスト
開発系	プログラマー
	システムエンジニア
	ネットワークエンジニア
	サーバーエンジニア
	セキュリティエンジニア
クリエイティブ系	Webデザイナー
	Webプランナー
	ゲームデザイナー
	グラフィックデザイナー
運用・サポート・その他	システム運用・保守
	ヘルプデスク
	テスター
	キッティング
	テクニカルサポート
	品質管理
	IT事務

高いスキルを必要としないIT職種もあるため、未経験からでも挑戦が可能です。

未経験エンジニアを採用している会社は多い

実は、未経験エンジニアを採用している会社は多いです。

レバテックの調査によると、未経験を中途採用しているIT企業は50%以上もあります。

また、IT業界の中でも「Sler」「SES・派遣」は、未経験の既卒・第2新卒の採用が60%以上と高めです。

中小のSlerやSES・IT派遣会社は、未経験を採用して自社で育てる会社が多いのでねらい目ですよ。

未経験からエンジニアへ転職するには、IT転職エージェントを使いましょう。

専任のアドバイザーが、未経験を採用しているIT企業の紹介から書類選考、面接までをサポートしてくれます。

ちなみに、未経験向けのIT転職エージェントは、複数使うのがおすすめです。

あなたに合った会社が見つかりやすくなるため、転職の成功率も上がりますよ。

未経験からIT業界に転職が難しい人は？

IT業界は未経験でも転職しやすいですが、なかには難しい人もいます。

未経験からIT業界への転職が難しいのは、どのような人なのでしょうか？

そんな本章では、未経験からIT業界に転職が難しい人の特徴を3つ紹介します。

30代以上のIT未経験

はっきり言って、IT未経験の30代以上は転職するのが難しいです。

ぜったい無理というわけではありませんが、20代に比べて難易度は激増します。

30代以上の転職は、経験や技術面を重視されることが多くなります。

そのため、ポテンシャルを重視する未経験の採用は、基本的に20代までと考えられているからです。

また、IT業界は変化も早いため、柔軟に対応ができる若い世代を欲しがる会社が多いです。

年齢を重ねると集中力や体力も落ちるため、30代で未経験の人は仕事についていけないと思われることもあります。

若ければ若いほど有利になるので、IT業界に転職したいなら早めに行動した方がよいでしょう。

短い期間でいろいろな業界に転職している人

短い期間でいろいろな業界や職種に転職している人は、不利になることがあります。

一貫性がない転職ばかりをしていると、すぐに辞める人だと思われてしまうからです。

IT業界は転職が当たり前ですが、一貫性は必要です。

短い期間でいろいろな業界に転職している人は、キャリアに一貫性を持たせた方がよいでしょう。

年収を下げるのが嫌な人

今より年収を下げるのが嫌な人は、未経験からの転職がは難しいでしょう。

なぜなら、未経験の職種へ転職するときは、一時的に年収が下がる可能性が高いからです。

未経験でエンジニアへ転職するときには、一時的に年収が下がることは覚悟しましょう。

とはいえ、エンジニア職は年収が高いため、頑張れば将来的に1,000万円以上を目指すことも可能です。

そのためには、平均年収が高く、未経験から成長しやすいIT企業を目指しましょう。

1人での会社選びが不安なら、IT転職エージェントに相談するのがいいですよ。

未経験からIT業界に転職がしやすい人

では、未経験からIT業界に転職がしやすいのは、どのような人なのでしょうか？

本章では、未経験からIT業界に転職しやすい人の特徴を3つ紹介します。

社会人経験のある20代後半までの人

社会人経験のある20代後半までの人は、転職しやすいです。

20代の転職は、スキルや能力ではなく、将来性を重視したポテンシャル採用をしている会社がたくさんあるので。

以下のような、社会人としての基礎があれば、未経験でもIT業界への転職は可能ですよ。

IT業界は、未経験者を採用するほど人手が不足しています。

未経験でも採用されやすい20代のうちに、早めに行動しましょう。

コミュニケーション力が高い人

コミュニケーション力が高い人は、IT未経験でも転職しやすい傾向があります。

IT業界は、コミュニケーション力を求められる仕事が多いからです。

たとえば、以下のような場面でコミュニケーション力が必要とされます。

IT業界の仕事は、パソコンに向かってただ作業をするだけではありません。

複数人でプロジェクトを担当して作業するため、コミュニケーション力が高い人が必要とされます。

プログラミングの経験を少しでもした人

少しでもプログラミングの経験がある人は、未経験でも転職しやすくなります。

未経験からIT業界へ転職を考えていても、プログラミングにまったく触れたことがない人は多いからです。

そのため、学校でプログラミングの授業を受けた経験なども有利になります。

最近は少し調べれば、無料でプログラミングを体験できるサイトも多いです。

プログラミングの基礎を勉強しているだけでも、転職の本気度が伝わりますよ。

未経験からIT業界に転職する方法

未経験からIT業界へ転職するには、どうしたらいいのでしょうか？

本章では、IT未経験からの転職で失敗しない方法を2つ紹介します。

IT未経験に特化した転職エージェントを使う

転職を失敗しないためには、IT未経験に特化した転職エージェントを使いましょう。

転職エージェントとは、専任のアドバイザーが内定までを完全無料でサポートしてくれる就職支援サービスです。

未経験からの転職が不安なら、IT転職エージェントに相談してみましょう。

転職支援のあるプログラミングスクールに通う

IT未経験の人は、転職支援のあるプログラミングスクールに通うのもおすすめです。

プログラミングスクールでは、基礎から教えてもらえるので、独学で勉強するよりも早くITスキルを身につけられます。

プログラミングスクールに通うメリットは、以下のとおりです。

さらに、プログラミングスクールの中には、転職支援までしてくれるところもあります。

履歴書の作成や面接対策なども手伝ってくれるため、転職活動をスムーズに進められますよ。

ITスキルがなくて不安な人は、転職前にプログラミングスクールの利用を検討してみましょう。

【まとめ】IT業界に転職は難しくない

今回は、IT業界への転職は難しいのか？について解説しました。

改めてお伝えすると、IT業界への転職は難しくありません。

とはいえ、なかには未経験からIT業界への転職が難しい人もいます。

未経験からIT業界への転職が心配なら、IT転職エージェントに相談してみましょう。

プロの専任アドバイザーが、あなたの希望に合った会社を紹介してくれますよ。