ITホワイト企業の見分け方！5つのポイントとよくある質問を解説

ブラック企業も多いIT業界。

せっかくIT業界で働くなら、ホワイト企業を選びましょう。

そこで今回は、ITホワイト企業の簡単な見分け方を5つのポイントで解説。

また、ITホワイト企業を見分けるだけではなく、入社する方法も紹介します。

ITホワイト企業の見分け方【5選】

早速ですが、ITホワイト企業の見分け方をみていきましょう。

新卒の離職率25%以下

まず大切なのは、新卒3年以内の離職率です。

ITホワイト企業を見分けるなら、新卒入社から3年以内の離職率が25%以下かチェックしましょう。

厚生労働省の調査によると、IT業界の新卒3年以内の離職率は平均27.9%。

ホワイト企業を探すなら、新卒3年以内の離職率が平均より低いことは重要です。

ちなみに、新卒の離職率は、以下の方法で調べられます。

ただし、離職率は公開する義務がないため、調べても見つからない場合があります。

毎月の残業20時間以内

続いて、毎月の平均残業時間もチェックしてください。

ITホワイト企業であれば、毎月の平均残業は20時間以内です。

転職サイト「doda」によると、IT／通信系エンジニアの残業は平均21.2時間。

毎月の残業が平均より少ない20時間以内であれば、ITホワイト企業と言えるでしょう。

ちなみに、自分で残業時間を調べる方法は、以下のとおりです。

調べても分からないときは、面接で業務後の過ごし方や仕事量を確認してみると良いでしょう。

また、残業の少ないIT企業をランキングでまとめている記事もあるので、ぜひ参考にしてください。

未経験・新卒のIT研修が3か月以上

ITホワイト企業は、未経験・新卒のIT研修をしっかりおこない、丁寧にサポートしてくれます。

目安として、研修期間が3ヶ月以上、短くても2ヶ月以上ある会社を選ぶことが大切です。

もし、IT研修が2ヶ月未満の場合は、その後のサポート体制が整っているか確認してください。

ただし、IT業界には「充実した研修あり！」と嘘をつくブラック企業もあります。

IT研修が充実している会社かは、はじめてのエンジニアやユニゾンキャリア のIT未経験向けエージェントに聞くのがいいでしょう。

充実した福利厚生がある

ITホワイト企業の見分け方として、福利厚生の充実度もあげられます。

福利厚生が充実している会社は、エンジニアの働きやすさを大事にしているからです。

代表的な福利厚生として、以下の制度があげられます。

また、出産・育児・介護休暇の取りやすさ、復職率の高さも大事なチェックポイントです。

会社選びの際は、上記を参考に調べてみてください。

平均年収600万以上

ITホワイト企業を見分けるなら、平均年収600万以上を目安に探しましょう。

国税庁の「民間給与実態統計調査結果（令和3年）」によると、IT業界の平均年収は582万円です。

そのため、最低でも年収が600万以上なければ、ITホワイト企業といえません。

とはいえ、高年収の会社は応募者が多いため、しっかりした対策が必須です。

1人で対策するのが不安な方は、プロであるIT転職・就職エージェントを活用して、内定を勝ち取りましょう。

ITホワイト企業を見分けて入社する方法

本章では、ITホワイト企業を見分けるだけではなく、入社する方法を紹介します。

IT特化の転職・就活エージェントを活用する

ITホワイト企業の見分け方でもっとも確実な方法は、IT特化型の転職・就活エージェントを使うことです。

なぜなら、IT転職・就活の専門アドバイザーが、ホワイト企業を厳選して紹介してくれます。

IT転職・就活エージェントは会社の採用担当やエンジニアと強いつながりがあり、内部情報に詳しいです。

そのため、1人で会社選びをするより、圧倒的にITホワイト企業を見分けやすくなります。

また、会社ごとに面接の傾向も把握しており、模擬面接を通じて入念に対策もできます。

ほかの人よりも転職活動を有利に進めたいなら、以下のIT特化型の転職・就活エージェントを使ってみましょう。

転職口コミサイトをチェックする

転職口コミサイトは必ずチェックしましょう。

リアルな情報を手に入れられるため、ITホワイト企業かどうか見分けることが可能です。

ただし、口コミサイトで情報収集するときは、複数サイトを確認することが大切です。

おすすめの転職口コミサイトは、3つあります。

気になる会社があれば、ぜひ上記サイトでチェックしてみてください。

過去に常駐したホワイト企業に応募する

IT派遣やSES企業で働いているなら、過去に常駐した会社に応募するのも方法です。

実際に働いたことのある会社なら、職場環境や雰囲気が分かりますからね。

また、現場での評価が高ければ、応募したときに上長から責任者へ推薦してくれることもあります。

働いてみて「この会社良いな」と感じたなら、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか？

ITホワイト企業の見分け方でよくある質問

ITホワイト企業の見分け方でよくある質問を紹介します。

IT業界のホワイト企業ランキングは？

IT業界のホワイト企業ランキング上位10社は、次のとおりになりました。

順位	会社名	平均年収
1位	ソニーグループ	1,085万
2位	日立製作所	897万
3位	野村総合研究所	1,232万
4位	伊藤忠テクノソリューションズ	941万
5位	NTTデータ	852万
6位	Zホールディングス	1,074万
7位	トレンドマイクロ	941万
8位	日本電信電話	952万
9位	電通国際情報サービス	1,057万
10位	日本オラクル	1,121万

くわしくは、IT業界ホワイト優良企業ランキングをまとめた記事をご覧ください。

IT業界のホワイト企業は未経験も転職できる？

結論、未経験でもITホワイト企業への転職は可能です。

IT業界は深刻な人材不足であり、経済産業省は2030年に最大で約79万人足りなくなると予測しています。

どの会社もエンジニアが足りておらず、未経験の採用を積極的におこなっています。

そのため、完全な未経験でもエンジニアに転職できるチャンスが多いです。

ただ、未経験を募集している会社はブラック企業であることもよくあります。

ITホワイト企業を目指すなら、未経験に強いIT転職・就活エージェントの活用がベストです。

ITホワイト企業の見分け方まとめ

本記事では、ITホワイト企業の見分け方を紹介しました。

あらためて、5つのポイントをまとめます。

エンジニアとして理想のキャリアを歩むには、会社選びが重要なカギです。

いくら意欲が高くても、スキルの身につかない会社では成長できません。

また、ブラック企業に入ってしまうと、エンジニアとしてのキャリアが台無しになることもあります。

後悔しないためには、しっかり会社選びをおこない、自分に合った環境で働くことが大切です。

その第一歩として、ぜひ転職・就活のプロであるITエージェントへ相談してみてください。