サイバーセキュリティ会社ランキング！エンジニア募集の日本企業50社を紹介

ネット社会の現代において、大切な情報を守るサイバーセキュリティ。

そんな今回は、3つの項目で日本のサイバーセキュリティ会社ランキングを紹介します。

安心・安全なサービスを提供するため、セキュリティエンジニアを募集する会社は増えています。

セキュリティエンジニアを目指している人は、ぜひ本記事を参考にしてください。

サイバーセキュリティとは？

サイバーセキュリティとは、コンピュータウイルスや不正アクセスなど、サイバー攻撃から情報を守ることです。

「セキュリティ対策ソフトの導入」「パスワードの管理」「アクセス権の制限」などが、具体策としてあります。

この章では、セキュリティエンジニアの役割とサイバーセキュリティ業界の今後について見ていきましょう。

セキュリティエンジニアの役割

セキュリティエンジニアは、サイバー攻撃から情報やデータを守る専門家です。

インターネットやIoTの普及によって、生活は便利になりました。

その一方で、サイバー犯罪やコンピューターウイルスによる被害は増えています。

セキュリティエンジニアの役割は、セキュリティに強いシステムの企画・開発・運用をして、サイバー攻撃を未然に防ぐことです。

具体的には、次のような業務をします。

セキュリティの知識はもちろん、ネットワークやOSなど、IT技術の幅広い知識が求められます。

また、サイバー攻撃の手口はどんどん進化しているので、常に新しい知識を身につけることも必要です。

サイバーセキュリティ業界の今後

サイバーセキュリティの脅威は増えているため、対策が課題です。

「令和4年版 情報通信白書」の調査結果によれば、2021年のサイバー攻撃関連の通信数は、3年間で約2.4倍まで増えています。

参照：総務省-令和4年度版 情報通信白書

サイバーセキュリティの脅威が増えている理由は、以下の4つです。

このような脅威に対応するため、セキュリティエンジニアの需要は高まっています。

デジタル化・DX化の動きはますます加速していくことが予想されるため、セキュリティエンジニアを目指すなら今がチャンスです。

以下のIT転職・就活エージェントは、サイバーセキュリティに強い企業の求人が多いのでおすすめですよ。

サイバーセキュリティ会社ランキング

この章では、日本のサイバーセキュリティ会社ランキングを紹介します。

就職四季報2024のデータを参考に、セキュリティエンジニアを募集している年収600万以上の会社を、3つの項目でランキングにしました。

年収が高い企業ランキング

まずは、平均年収が高いサイバーセキュリティ会社ランキングを発表します。

順位	会社名	平均年収
1	野村総合研究所	1,232万
2	ソニーグループ	1,085万
3	KDDI	945万
4	トレンドマイクロ	941万
5	東京エレクトロン デバイス	940万
6	日立製作所	897万
7	富士通	859万
8	トヨタ自動車	857万
9	ソフトバンク	856万
10	NTTデータ	852万
11	日鉄ソリューションズ	845万
12	京セラ	838万
13	NECネッツエスアイ	832万
14	大塚商会	823万
15	NEC	817万
16	フクダ電子	815万
17	日産自動車	811万
18	東芝テック	795万
19	兼松エレクトロニクス	785万
20	テクマトリックス	783万

年収がもっとも高いのは、野村総合研究所の1,232万です。

転職サイト・dodaの調査によると、2022年度のITエンジニアの平均年収は442万円でした。

ランキング上位20社の年収は、ITエンジニアの平均の約1.7〜2倍以上です。

年収が高い企業で働きたい人は、IT転職・就活エージェントに相談するのがおすすめですよ。

売上が高い企業ランキング

続いて、売上が高いサイバーセキュリティ会社ランキングです。

順位	会社名	売上
1	トヨタ自動車	31兆3,795億
2	本田技研工業	14兆5,526億
3	日立製作所	10兆2,646億
4	ソニーグループ	9兆9,215億
5	日産自動車	8兆4,245億
6	ソフトバンク	5兆6,906億
7	KDDI	5兆4,467億
8	富士通	3兆5,868億
9	スズキ	3兆5,683億
10	マツダ	3兆1,203億
11	NEC	3兆140億
12	NTTデータ	2兆5,519億
13	三菱自動車工業	2兆389億
14	楽天グループ	1兆9,278億
15	京セラ	1兆8,389億
16	セコム	1兆498億
17	大塚商会	8,610億
18	サイバーエージェント	7,105億
19	野村総合研究所	6,116億
20	TIS	4,825億

売上ランキング1位は、トヨタ自動車の31兆3,795億です。

2位の本田技研工業とは、16兆以上の差をつけています。

売上は会社の安定性を知るために大切なポイントの1つなので、しっかりと確認しましょう。

新卒の離職率が低い企業ランキング

最後は、新卒3年以内の離職率が低いサイバーセキュリティ会社ランキングを紹介します。

順位	会社名	離職率
1	インフォコム	0.00%
2	サイバネットシステム	0.00%
3	エンカレッジ・テクノロジ	0.00%
4	ソニーグループ	3.50%
5	東京エレクトロン デバイス	5.00%
6	トレンドマイクロ	5.00%
7	NEC	6.40%
8	SCSK	7.00%
9	KDDI	7.20%
10	NECネッツエスアイ	7.30%
11	兼松エレクトロニクス	7.40%
12	野村総合研究所	7.60%
13	京セラ	8.10%
14	YE DIGITAL	8.30%
15	日鉄ソリューションズ	10.50%
16	ラック	10.60%
17	マツダ	11.00%
18	TDCソフト	11.60%
19	スズキ	12.40%
20	テクマトリックス	13.00%

ランキング上位3社は、新卒の離職率が0％でした。

新卒の離職率が低い会社は、研修やOJTなど、新人を教育する制度が整っている傾向にあります。

まずは基礎的なことから少しずつスキルアップできるので安心ですよ。

サイバーセキュリティに強い日本のIT企業5社

ここからは、サイバーセキュリティに強い日本のIT企業5社を紹介します。

セキュリティに特化し、自社製品の展開もしている平均年収600万以上の会社をピックアップしました。

ちなみに、平均年収の高いサイバーセキュリティ会社は人気です。

少しでも合格率を上げるなら、IT転職・就活エージェント経由で応募するのがいいですよ。

トレンドマイクロ（平均年収941万）

会社名	トレンドマイクロ
上場	上場（東証プライム市場）
都道府県	東京都
資本金	19,528百万円
売上	1,621億
社員数	792名
平均年収	941万
新卒離職率	5.00%
平均残業	18.5時間
有給取得	15.2日
勤続年数	9.1年
平均年齢	40.0歳

1989年の創業から30年以上、セキュリティ事業を手がけているトレンドマイクロ。

企業ビジョンは「デジタルインフォメーションを安全に交換できる世界の実現」です。

以下のさまざまな分野で、独自のセキュリティ対策システム・サービスを提供しています。

とくに中小企業向けのエンドポイントセキュリティ製品は、11年連続で国内シェアNo.1です。

導入先の業界も幅広く、自治体・医療機関・医療・製造・金融・流通などがあります。

ソースネクスト（平均年収751万）

会社名	ソースネクスト
上場	上場（東証プライム市場）
都道府県	東京都
資本金	3,695百万円
売上	103億
社員数	138名
平均年収	751万
新卒離職率	記載なし
平均残業	記載なし
有給取得	記載なし
勤続年数	7.1年
平均年齢	37.5歳

ソースネクストは、ソフトウェア・ハードウェア製品を開発・販売している企業です。

法人向け・個人向けを問わず、セキュリティ対策ソフトも数多く手がけています。

そのなかでも「Wi-Fi セキュリティ」のダウンロード実績は、世界で6億以上。

ソースネクストの社名の由来は、「次の常識をつくる（We Source What’s Next.）」です。

セキュリティの分野でも、これまでの常識を変えるような製品の開発に取り組んでいます。

デジタルアーツ（平均年収695万）

会社名	デジタルアーツ
上場	上場（東証プライム市場）
都道府県	東京都
資本金	713百万円
売上	90億
社員数	254名
平均年収	695万
新卒離職率	記載なし
平均残業	28.5時間
有給取得	記載なし
勤続年数	6.1年
平均年齢	34.3歳

1998年、日本ではじめての国産Webフィルタリングソフトを開発したデジタルアーツ。

Web・メール・ファイルのセキュリティ対策ソフトの開発を主力としています。

代表的なセキュリティ対策ソフトはこちらです。

「m-FILTERシリーズ」は、メールセキュリティ対策ソフトとしてシェアNo.1を獲得。

多くの自治体や企業で導入されています。

ソリトンシステムズ（平均年収650万）

会社名	ソリトンシステムズ
上場	上場（東証プライム市場）
都道府県	東京都
資本金	1,326百万円
売上	197億
社員数	653名
平均年収	650万
新卒離職率	25.00%
平均残業	14.5時間
有給取得	9.0日
勤続年数	11.2年
平均年齢	41.2歳

ソリトンシステムズは、主に情報セキュリティ・インフラ構築を手がける独立系ITメーカーです。

近年では、法人向けの認証システムの開発に力を入れています。

主なサービスは以下のとおりです。

「SmartOn」は、これまでに340万ライセンスが導入された実績があり、18年連続で国内シェアトップです。

新しい技術を積極的に取り入れながら、セキュリティ対策システムを開発しています。

ラック（平均年収644万）

会社名	ラック
上場	上場（東証スタンダード市場）
都道府県	東京都
資本金	2,648百万円
売上	426億
社員数	1684名
平均年収	644万
新卒離職率	10.6%
平均残業	9.9時間
有給取得	13.4日
勤続年数	3.9年
平均年齢	40.4歳

1995年に情報セキュリティ事業を立ち上げたラック。

セキュリティ対策をおこなうためのサービスセンターや研究・教育機関を持っています。

「サイバー救急センター」では、24時間365日相談を受け付けており、サイバー攻撃に対して素早く対応します。

また「ラックセキュリティアカデミー」を通じて、企業向けにセキュリティ人材の教育をおこなっているのが特徴です。

さらに「サイバー・グリッド・ジャパン」では、パートナー企業とともに、より安全性の高い技術の研究に取り組んでいます。

サイバーセキュリティ会社のよくあるQ&A

サイバーセキュリティ会社に関するよくあるQ&Aを2つまとめました。

【まとめ】セキュリティエンジニアの大手企業ランキング

今回は、セキュリティエンジニアの大手企業ランキングを紹介しました。

あらためて、セキュリティエンジニア会社の平均年収ランキング50位までを見てみましょう。

近年、サイバーセキュリティが重要視されるようになり、需要が高まっているセキュリティエンジニア。

有名な企業による募集も増えています。

しかし、幅広い知識が求められるので、未経験の人にはハードルが高いのも事実。

セキュリティエンジニアを目指すなら、IT転職・就活エージェントを使うのがおすすめです。

補足：本記事のデータについて

※この記事で紹介したIT企業は、就職四季報2024で公開されている会社です。

※ランキングに利用した各種データは、就職四季報2024で公開されている数値をもとにしています。

※一部不足していたデータは、以下で公開されている最新の数値を参考にしています。（2023年3月時点）

• 就職四季報 総合版 2024年版
• 就職四季報 女子版 2024年版
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※各種データは記事の更新時点のものであり、常に最新の状態ではありません